【エバラ給水ポンプ】エラーコードF21/F22どうすればいい?

貯水槽清掃加圧給水型ポンプ・直圧増圧型ポンプの保守点検は
お掃除のもちづきにご相談ください!

加圧給水型ポンプの3大メーカー、荏原製作所・テラル・川本ポンプ
街で見掛ける受水槽のほとんどの給水ポンプがこの3つの会社ではないでしょうか

この記事では、エバラフレッシャーでお馴染みのエバラ製の加圧給水型ポンプの
エラーコード「F21/F22」の意味・原因・一次対応(応急処置)について解説します。

「F21/F22」の意味は、フロースイッチ異常
F21は1号機の異常。F22は2号機の異常という意味で分かれています。
清掃現場で、個人的に私が最も見たくないエラーコードです。

フロースイッチとは、配管内の水の流量を検知するスイッチで
建物内の水の使用量が少なくなるとポンプを停止させる働きをします。

この機能が異常をきたすと、以下のような事象が起こります。

❏ポンプが延々動き続けて止まらなくなる
❏モーターがオンオフを繰り返す

ずっと放置していると全戸断水という事態にもなりかねません。
そして、このエラーの裏側には以下の原因が考えられます。

❏流量異常….ポンプ不良などが原因
❏フロートが内部で固着している
❏フロートにゴミが付着している
❏内部で断線している

このエラーが出た時にメーカーに相談すると
「エラーが出ている側の配管の一部をばらしてフロースイッチを取り出して
キレイな布で拭ってみてください」
と返ってきます。

フロースイッチは大抵、ポンプと圧力タンクへ繋がる管の
ポンプと逆止弁の中間にあります。


実際に分解してフロースイッチを除いてみると固着してたりします。
それをはがすとエラーが解除されることもあるのですが….
断水時間が短い中でこれをやるのが大変で、作業員を泣かせるんです。

もしフロースイッチを布で拭きとってもエラーが続く場合は、
流量異常などの別の原因が考えられます。

そこで業者を呼ぶまでの間の応急処置(一次対応)は以下の通りです。

①ポンプを自動交互運転から手動1号(または2号)運転にする
自動運転にしていると、フロースイッチが働いて、ポンプがオンオフを繰り返したりして
最悪全戸断水になりかねません。
手動運転にすることで、当然運転する側のポンプは
1秒たりとも休まず稼働するので熱を持ちやすくなります。
それで次の手順を行います。

②三方弁にきれいなホース(できれば新品が好ましい)を繋いで
受水槽のマンホールを開けてホース先を入れる
飲料水ですので、できれば受水槽側にいれるホースの先端は塩素消毒してからが望ましいです。

③三方弁をわずかに開けてポンプから、今回繋いだホースを通って受水槽に水が送られるようにする。
三方弁から出す水の量は、割り箸1本分くらいの太さの水でOKです。
この対応をしないと、ポンプ内の水が過熱されて故障の原因になります。
※必ずしも受水槽に戻さなくても大丈夫ですが、お水が勿体ないという場合は、受水槽に戻してください。

三方弁は、圧力タンクの裏側にみられる蛇口のようなヤツです。

この手順が済んだら、業者に引き継ぐのがマストと言えます。
提携している設備会社に依頼するか、少々お高いですが、メーカーサービスに依頼するのが確実でしょう。

お掃除のもちづきでは、エバラ・テラル・カワエースの給水ポンプの保守点検を行っています。
状況に応じて、修理や交換のご提案も致しております。一度ご相談ください。

スピード重視で、最短当日で現場に伺います。

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